The used key is always brightに靴下を買ってあげよう。いつも裸足で可哀想だから。






 

 

The used key is always brightのMayumiさんが日本に来るという。

 

Mayumiさんというのは、靴下をバックパックに入れ忘れ、

まぁいっかそんなBzの歌もあるしぃなんてそのまま靴下を履かずアフリカ大陸を北上したため、

足が真っ黒けになってしまった女のことです。

 

 

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彼女にはいつか誰かが靴下を買ってあげなければいけないと思っていましたが、

結局僕が買ってあげることにしました。

 

待ち合わせ場所を決めようとしますけど、そこは僕が路上演奏者ということで、サックスの音めがけて来てもらうことにしました。

 

【鍵x雷】サックス演奏会のお知らせ

場所:東京湾岸

時間:よきところで

 

僕のブログは色々出来事の時系列が前後左右するので、

みなさんには頭をフル回転させ補正しながら読んでいただきたいのですが、

この時当時この町でまだ路上には立っておらず、

路上演奏はずっとサボってきたゆえ、ホームレスになってからは初めてのストリート・ミュージック。

 

慌ててカラオケボックスで曲のおさらいとかやってたら時間ギリギリになってしまいました。

 

そんなんだから傘を忘れる。

 

ばたばたと大慌てで演奏会場に移動。

スピーカーとか首を振らないクマとか並べて準備します。

 

ハァハァ、うまく演奏できるかなあなんて、ここ、こんなに空気悪かったっけ、なんか息苦しいんだよなあなんていっぱいいっぱいにになりながら、

 

 

雨が降ってきた。

 

 

(俺の、30,000円のスピーカーぁああああああ!!)

 

 

雨を遮る屋根のあるような、そんな一時避難するところもなくって、

取り敢えず電子機器系だけは濡らさないように鞄にしまって、

それでもMayumiさんが来るってんだから場所離れるわけにも行かず、

この状況で傘を忘れてきたのは本当に致命的で、蚊に咬まれ、

Mayumiさんおかえりなさいとウェルカムボードをビカービカさせて、

これ以上雨強くならないでくれええ(心)なんてブツブツ言いながら、

ちゃんとしまう順番ってのがあるのに濡らしたらいけんと、

スピーカーを最初にカバン入れてしまったからもう全然荷物収まらなくってワヤで、

片付けてんだか散らかしてんだかわかんないことしてたら女の人来た。

 

【鍵x雷】サックス演奏会雨天中止のお知らせ

場所:東京湾

時間:よきところで

料金:$15

 

まぁ、こんなところも鍵x雷クオリティなわけなんですけれどね。

 

サックス吹いてないもんだからってわかりやすいようにウェルカムボードをビカービカさせておきましたが、

それには気づかず僕が履いていた、中国人からお土産でもらった、ライムグリーンビカービカのクロックス(偽)でわかったんだってー。

この街で、ほかにそんなもん履いてる人いなかったってー。

 

会う前は、なんとなく、アニメ声かハスキー声かのどっちかなんだろうなあと思ってましたが、予想どおりどっちかでした。

 

すんごい人の目を見てくる人で、

 

(すんごい見てくる)

 

喋ってるこちらがぉおおと圧される場面もしばしば。

 

お外の見えるお店でぐちゃぐちゃしゃべってたら雨は上がっている。

 

(したら最初っから降らなかったらよかったやんけ)

 

無職家無四十路魔法おじさんに対し、こうして物怖じすること無く真っ向立ち向かってくるのだから、

やはりアフリカを裸足で駆け抜けた旅人というのはちょっとやそっとのことでは動じないのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁあああああ?!俺まだ40じゃねーし!!

 

 

 

随分長いことぺちゃくちゃぺちゃくちゃ喋ってましたが、頃合い駅までお見送り。

まだまだ元気そうだったMayumiさん。対象的な40歳魔法おじさん。

 

 

自分からはうわあーx2騒がないけれど、ちょっとつついてみるとうわあーx1くらいは騒ぐ、

そんなMayumiさんの背中を見送りながら、わたしは想うのですよ。

 

 

(靴下買うの忘れたぁああああああ)

 

 

路上演奏スタート直前から予想外の雨に狼狽したわたしの頭は、

長期休業する直前の岡村さんみたいにパーンなって、

岡村さんっつっても靖幸さんではなくって、

うーん今日ここいちばんの大切な何かを綺麗さっぱり忘れてしまったんですねえ。

 

 

 

そんなわけで日を改めまして、「The used key is always brightのMayumiさんに靴下をかってあげよう、いつも裸足で可哀想だから」2日目でございます。

 

本日は渋谷までやってまいりました。

 

(くつしたを買いに)

 

最初は靴下屋さんという靴下屋さんで靴下を見てみましたが、やはりここは美より実をとろうと、

どうせ踵とか爪先から穴あいてくんだし可愛い靴下よりもタフでハードで愛のある靴下を、

mont-bellで買うことになりました。

 

モントベルでは、ついでにアウトドア用品を見て回りながら、

僕のテント、居住空間は長方形のくせしてポール骨組みはY字、常にビラビラ風にはためく二角はやはり終始どこかがおかしいことがより浮き彫りになったり。

普段は適当に張るテントだけど、ブログに写真載せる時は綺麗にペグまで打つという広報部長Mayumiさんの横顔に驚いたり、実は静止している原チャごにょにょ。

フェザーでその大きさだったらマイナス20℃とか耐えれるんじゃねえかというほどにでかい、だからそれはきっと化繊だよなんてなMayumiさんが受け継いだ旅人の寝袋に驚いたり。

 

そうだペットボトル用のカラビナを買おうと見てみますが、

金属でガッチリ固めてんのかと思いきや実は肝心のとこがゴム製なカラビナにガッカリしたり。

 

(こういうことじゃねえんだよな俺が言ってんのは)

 

もうね、首のとこなんかがもっと硬い何かでガッチリ固められてねえ、ペットボトルなんてのはもうどこにも行けないの、俺のイメージでは。

あんなゴムなんかじゃSPOOONってすぐ抜けっちゃうでしょ。

 

そしてそれは、Mayumiさんにとってどうでも良いことのようです。

 

(ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ喋ってないで靴下探せ、靴下)

 

 

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Mayumiさん選定済みの靴下を二セット購入。

 

人は、モントベルの靴下でどこまで行けるのか

Mayumiさんの報を待ちましょう。

 

靴下買って、渋谷の町を歩きます。

 

あ、魚が跳ねた!なんてあちら側を向かせた隙きを突き後頭部に打撃を入れる機会をうかがってましたが、

渋谷にそんな魚が跳ねるような川はなく、中南米行きを控えた旅人にそんな隙もなく、

逆に、常時開放されている僕のリュックのジッパーが気になるようで、なにかにつけてそこを閉じようと背後から狙われる始末。

 

二人して足りていないと思われる野菜をフニャフニャになるまで鍋で煮て、

おそらく、世界一周の途中なんてのをにほわせないため、今回の帰省をより一層日常の一コマとして装うため、そのために行ったのであろうリンゴ狩りでハントしてきた新世界をお土産にもろうて、

俺様の名前と、感謝と尊敬の念を忘れるなよと品川駅でお別れです。

 

次会う時は、sekai no dokoka。

 

 

(深瀬くん。。)

 

 

 

 

 

 

そんなMayumiさん、次の目的地は中南米。一カ国目はメキシコ。

すべて綿密にプランを立てて臨んだアフリカ大陸篇とはうって変わって、

今回はノープラン、ノーパンで挑むという。

 

そうなれば今度は、どこかの誰かに、パンティーを買ってあげなければいけないなんて書かれるのでしょう。

そろそろ本気で怒られそうなので、ここらへんでや、やめときましょう。お前らあれだぞ、女性に対して失礼極まりないことこのうえないぞ。

 

ノープランとなれば、アフリカとは360°違った旅の風景を垣間見せてくれることでしょう。

ちょっとだけ楽しみです。ちょっとだけね。

 

みんなで地球の裏側Mayumiさんの客旅成就をお祈りしましょう。朝晩二回。

僕がタクトを振れば、世界は歌い出す。僕たちは地球オーケストラなのさ。

 

 

以上、The used key is always brightのMayumiさんに、モントベルの靴下を買ってあげよういつも裸足で可哀想だから でした。

中米も、ガッチリ固めていこうぜ!!

 











1 Comment on "The used key is always brightに靴下を買ってあげよう。いつも裸足で可哀想だから。"

  1. その節はほんとうにありがとうございました。
    おかげさまで
    「お母さん、あの人裸足だよ、かわいそう」「シッ、あんまりジロジロ見ちゃいけません!! かわいそうでしょ」と世界の同情を買いながら旅するのを避けることができそうです。
    異論、反論、「いや実際そうだけど、そういうふうに書いちゃうとさあ」みたいな部分がありすぎてどこをどう指摘したらいいのかわからないくらいですが、その返答は数日後、「鍵」のほうで書かせていただきます。
    この投稿もPocket(iPhoneのアプリ)に放り込んで、繰り返し読むことになると思います。元気がないときとかに。朝晩2回。

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