おはようございます。
2017年の目標は無言実行のわたしです。
なんて無言実行を有言してしまったので、早くも目標達成ならずです。無念。
目標達成にはなりませんでしたが、先だっての宣言通りただいまよりセブに行ってこようと思います。
有言無実行よりか30倍はマシでございましょう。
ご多分に漏れずやはり何事も準備というのは思い通りにいかないもので、
フライトは13時とかだったし荷物の準備は明日でいいかなあと思っておりましたが、
「一応軽く荷物やっとくかなあ」なんてなんとなく手を付けたらこれがまた大仕事でした。
僕は航空会社の預け荷物を、30kgで予約したゆえ荷物を30kgに収まえなければならないんですが、
これが収まらないんですねー。
ここに来て「取り敢えず入れとけ入れとけ」とカバンに放り込んだアイテムの中から取捨選択を始める始末。
あー良かった。前の晩になんとなく思いついて。
みなさま、荷物は出発前日までにガッチリ固めときましょうね。
出発当日。
チュンチュン。
僕が搭乗する予定のLCLドキドキバニラは第三ターミナルなのですが、
出発前に成田空港の残念なラウンジでビール(缶)でも飲もうかなと第一ターミナルで降ります。
なかなか僕の知っている空港の風景が見えてこないなあと思ってたら、
僕の目指すべきターミナルは第ニだったようです。
久々の成田空港、勝手が幾分わからなくなっておりました。
まあちょっと一杯呑んでのんびりできたらいいやくらいのもんだったので、
そこはもう諦めて第三ターミナルに行こうと思います。
思うのですが、どこにも「第三ターミナルはこちら」という案内がなくって、行き方がわかりません。
困った僕はお隣さんにお湯をもらうときと同じように、
第三ターミナルはどこだ、ばかやろう
といった意味合いのフレーズを遠慮がちにインフォメーションのお姉さん(日本語)に尋ねるのですが、
お姉さんはバスに乗れという。
どうやら、各ターミナル間はある程度距離が離れている模様。
缶ビール一本のためだけに気軽に降りていい距離じゃなかったですねこれは完璧。
えー、この大荷物でバスになんて乗りたくないなあ、とグズグズ言ってたら、
なんなら40分くらいかかるけど歩いて行けば?みたいなことを遠回しに言われてしまいました。
ブツブツ言いながらバスを待って、やってきたミツバチみたいな色合いのバスにこれか?!と目を凝らせばそれは第二ターミナル行きでガッカリ。
今の僕の姿をマメにtwttterする人々に見られたら、
「ハチミツ獲りに行く人」
なんてつぶやかれてしまうんでしょうきっと。
5分ほどでやってきたこれまたハチミツみたいな色合いの、第三ターミナルゆきのバスに乗り込みます。
車椅子のお客様にもやさしそうなバスで、若干車体を傾けてくれるのですが、
29kgのスーツケ、、、バックパックを持ち上げるのが一苦労なのはいずれにしてもです。
ようやっと第三ターミナルに到着。ドキドキバニラの端末でチェックインです。
端末の操作がわからなかったり、
Ipadをカバンから引っ張り出して予約番号調べようとモタモタしてたら全身水色のお姉さんが近づいてきて、
もう見てらんないからなんならカウンターで手続きしたら?みたいなことを遠回しに言われてしまいました。
丁度予約番号を見つけたタイミングでしたし、
またIpadとかパスポートをしまったり出したり、
繰り返すのやだなあなんてブツブツ言ってたら、
「お名前だけいただければ手続きできますよ」と教えてくれたので、
Ipadとパスポートをカバンにしまって、カウンターで手続きです。
( ハロー、ナイトゥーミーチュー )
「予約時に送ってるEmailと、パスポートを拝見できますか」
「はぁああああああぁあ!?」
( さっきのおんなお姉さんはどこ行ったぁああああ )
名前だけでいいって言ってたのになあなんて心の中でブツブツ言いながら、
パスポートとIpadをカバンから引っ張りだします。
そしてトドメの一撃。
「預け荷物がぶっ壊れても私たち責任とりませんから」
(´・_・`)カチッ
言われるのわかってましたけど、やっぱりこれ嫌い。
当然のように言い放たれるとさらに嫌い。毎回大っ嫌い。
そして今機嫌の悪い僕はさすがにカチンときて、
この気持ちのままでは飛行機になんて乗れないなあと、
お姉さんたちの見ている前で、
100円ショップで買うたブルーシートでスーツケースをぐるぐると覆って、
100円ショップで買うたバンドでパチっと留めます。
羊「このバンドはシートを留めるためのもので荷物を持ち上げるためのものではないゆえ持たないでくだされ」
姉「そういうの(注意書き)はお客様ご自身でお願いしています」
羊「別に持ってもいいけどすぐ外れちゃうからそうするとこのブルーもおっピロがって中の人達が大変かなあと思いますよそれでもよければどうぞ僕は確かに伝えましたよ」
姉「ブルーでくるむのは、スーツケースこれ壊れてるんですか」
羊「壊れてませんよ新品同様ですよだけれどもしかし破壊しても誰も責任とらねえっていうもんだからこうして自分で保護してるんですよ何か問題でもありましたかこんにちはさよならこれいくら」
幾分かやり返すことができて若干スッキリした僕は、
内心ニヤニヤしながら荷物を量る様子を眺めます。
君たちにできる嫌がらせはもう荷物重量超過で追加料金をとることくらいだろうけど、
わしは昨晩徹夜で29kgに収めたんだもんね。
「32kgです。追加料金4000円です」
「はぁああああああぁあ!?」
んんんもう許さん。ドキドキバニラは俺が昨晩徹夜で押さまえたこの29kgが自称で、公称は32kgだと言う。
アマゾンで安さに飛びつけばお家にとどくまで2ヶ月かかった大陸由来のこのぁああ怪しい僕の量りと、
お相撲さん3人ほどは乗っても平気そうなあなた達の量り、
どっちの数値が信用に足るかはっきりさせようか?!
断然あなた達の量りだと思うよ!
どうやら僕の量り、3若干Kg軽めに量れるみたいです。
こう見えて要領もよくって勘の鋭い僕は、
「あの量り、、、」とこの段階で何となく気づきましたけれども、
それでもここは、簡単に引き下がってはいけなーい。
悪いけど、29という数字が出るまで、何度だって量り直してもらうよー。
「28,7kgです、、、」
「だめ!29kgがでるまでやり直し!」
大陸から2ヶ月かけて届けてくれて、
あまりにも遅いので「ちょっとヲイ」なんて問い合わせればそのお品物の代金を、
タダにしてくれる日本語ガバガバなアマゾンショップのためにも。
羊「32kgてちょっとヲイ!」
姉「お客様は25kgで予約されておりますので、」
羊「俺様は昨晩夜なべをしてだな、えーと今なんて」
どうやら僕、預け荷物25kgで予約してたらしいです。
(´・_・`)
↓
(´・_・`)!
今から俺はバニラエアが抹茶エアか何かに名称を変更せざるを得ねえほどの汚点を残すに少しも大袈裟ではないだけの大立ち回りを見せる!
なぜならば相手に反論する言葉が1つも浮かばないからだ!
口で言い返せないわたしは手段に訴えるしかないからだ!
姉「あと、そのブルーでグルグル巻きだと取っ手が持てないので、そこだけ切れ目入れてもらっていいですか」
羊「はい、、、」
30kgに押さまえたつもりの荷物が実は32kgとオーバーで、
さらには、仮にうまくお姉さんを手篭めにして29kgで押し通したとしても、
25kgで予約してあった僕はいずれの場合でも追加料金をとられていたわけでして。
借りたハサミ使って、ブルーシートにじくじく20センチメートルほどの切れ目を入れさせられている僕。
セブ行きのバニラエアに、搭乗前から圧敗。※1
そしてやせ我慢して涼しい顔してましたけど、
ダウン着て30kgオーヴァーのスーツケースをブルーシートでグルグルやってたゆえにイヤな汗がジットリです。
さすが常夏のリゾートアイランド、セブ。
到達前の出発空港からして熱々のスタートなのでした。
後篇に続く。
※1 圧倒的敗北
フィリピンに 「渡米」??