おはようございます。
僕は今、文化的で健全な英語留学のため、フィリピンはセブ島に来ております。遊びは一切ございません。
本日はわたくしが滞在しておりますフエンテというエリアで、一番ホットなマンゴーストリートに行ってみようと思います。
行ってみようと思いますっつったってもう何度も来ていてむしろポケットウィーフィーとかモバイルバッテリーを持ってかれたりしてるんですけれどもね。
今回の趣旨は、「日本からやって来た占い師」を装って路上に立たされてみようというところでございます。
とは言えあまり目立ちたくはないので、あまり人目につかないよう本屋さんの横に羊一くん日曜占いセットを構えます。
したら昨日の客引きさんがニヤニヤしながら近づいてきて、まだ時間早いよと教えてくれたのですが、やはりフィリピン人の「人の顔を覚えてる力」というのはすごいと思いました。
客引きさんは、ホットなスポットなだけに盛り上がってくるのは23時PMをまわった頃だよと教えてくれました。
( 冗談じゃねえ )
あなたのアドバイス感謝しますとお礼は言っておきますが、ホットなこのストリートの一番ホットな時間に店構えるなんて馬鹿言うな。
やはりみなさん日本人が大好きなようで、通りがかりにこれは何ですかと尋ねてきます。
ニヤニヤしながら近づいてきて、ここらで石鹸を売り歩いているというすきっ歯のお姉さんもそのゆうぞうむぞうの中の1人です。
名前はジェン。
ジ「わたしは石鹸を売ります。これです」
羊「どうしてあなたはケンタッキーのプラスチックバックに石鹸を入れますか」
ジ「w」
羊「どうしてあなたは一個しか石鹸を持ちませんか」
ジ「ww」
羊「その一個の石鹸が売れた後、あなたはどうしますか」
ジ「人差し指www」
( 鼻ほじるんじゃねぇえええ )
ジ「ジェシを探しに向こうに行きます。彼女はわたしの友達です」
羊「注意を持ってください」
多分、ちょっと、不思議ちゃんな人なんだと思います。
普段はランジェリーショップでパンティ(新品)売ってるけどどうしてもお金に困ったときはここにやってくるという人妻さんとお話をしていたら、これは何ですかと二人組のお嬢がやってきます。
そこで人妻とお嬢二人組は現地語でなにやらやり取りを始めるのですが、ほどなくして二人組は去ってゆきました。
フィリピンには、タガログ語、セブアノ語という現地語があるそうでして、それらの言語で会話をされると僕は当然まったく理解ができないのですが、何となく、あまりよい感じのふいんきではありませんでした。
人妻がお仕事に向かった後にこのお嬢二人は戻ってくるのですが、「あっちへ行け!」みたいなことを言われたんだそうです。なんか、同業の女子同士では縄張り意識みたいのがあるみたいかな。
ジェンが戻ってきました。
相変わらず人の話聞いてんだか聞いてないんだかいまいちよくわからない様子で、ニヤニヤしながら僕の側に立ちます。
羊「あなたは戻りました」
ジ「はい。あなたは帰りますか」
羊「わたしは少しの間ここにとどまるでしょう」
ジ「w」
羊「友達を探しましたか」
ジ「いいえ。今度は向こうを探しにゆきます」
羊「注意を取ってください」
いくつかのものが欠如しているそんな印象を受ける彼女ですが、英語で会話ができるというのはすごいなあと、お喋りをすればするほど思うわけなのであります。
高校生くらいの女子二人組がやって来て、これは何ですかと尋ねてきます。
日本の占いですと答えると、片方の女の子はおみくじを引きました。
( 凶でーす )
恋人がいるというので、彼と気をつけてくださいなんてもっともらしいこと並べたらなんでどうしてみんなそんなこと言うのと不機嫌になってしまいました。
なんか、別んとこでゲイの占い師にも同じこと言われたんだってー。
その時はこの華の四番街に高校生が紛れ込んだかなと思っていましたが、のちに欧米人のお客さんを連れてあるく彼女を目撃して、
( プロのお嬢さんかい )
むしろこの通りを生業とする住人でしたねなんて驚かされたりするわけなんですけれども。
今度は、京都で日本人の彼と付き合ってましたというお姉さんがやってきます。なんかちょっと、お姉さんでは無いような気がしないでもありませんが。
なんだなんだとガラの悪い若者たちも集まってきました。
若「わたしのち●んちんは、このくらいあります」
羊「それは、とても大きく見えます」
姉「彼をあまり聞く必要はありません」
若「わたしのち●んちんは、このくらいあります」
( なんて言ってほしいかな )
羊「わたしはそれほどありません」
( ここで親指を見せて、と )
若「WA-HAHAHAHAHA!!」
( 満足したかな )
お姉さんは翻訳サイトを駆使してスマホで「彼らの注意を持ってください」と日本語で教えてくれます。
フエンテサークルで占い師に挑戦した時もそうだったんですが、複数の異なるグループが僕のところに集まれば、集団がそれぞれを「彼らに気をつけてください」なんてこっそり警告と言うか注意喚起を僕にしてくれるわけなんです。
結局何がどう危ないんだかまではわからなかったので、とりあえず貴重品を持ってかれないよう気をつけるだけだったのですが、
「微笑ましい人々」なんて生温く見守ってきたフィリピン人たちも、一歩踏み込みその幕の内を覗き見てみれば、なにやらみなさん身内以外のなにがしかにはなんとなく腹に一物一価を抱えて生きているのかななんて頭をよぎり、
それでも王様のいないこの国の、空気というものをまるで読めない外国人である僕がこうして飛び入ることで、このコミュニティーを何かしらでも引っ掻き回すことができたのであれば、僕はそれで一先ずの満足なのでございますよ。
家に閉じこもっていては決して交錯することのできない人々と、実際にこうして発展途上な英語を駆使して文化的で洗練された時間を過ごしてみれば、
やはり英語を可能な限り昇華させようと思い立ち、ジェット機に乗ってこの地までやって来た自分の選択は間違っていなかったんだなあと確信をし、
例えばそれが人前で鼻くそほじっちゃう不思議女子だったとしても、日常的な会話をするに足る英語力を持ち合わせいて、
このフィリピンという国の、人口号して1億人ということも相まって、そのポテンションの高さを肌で感じるわけなのであります。
世界を視野に入れているのであれば、絶対に絶対に英語は必要になってくるツールであります。
お勉強したいなあと何となくでも欠片でも微塵でも思っている皆様であったのならば、今すぐにでもスタートをきってほしいと切実に願うマンゴーナイトなのでした。
以上、マンゴーストリート華の四番街に飛び込んでみよう!でした。
次回、
どうしよう。
コメントしちゃう on "そこはマンゴーストリート。フィリピンはセブ島、華の四番街に片足を突っ込んでみよう。"