高雄から九份へ 台湾縦断200kmの大返し






 

 

おはようございます。

 

僕は今、文化的で洗練された世界見聞のため、台湾は高雄に来ております。

海外生活を始めて、10日ほどが経とうとしておりますけれども。

 

この頃になると、多くの人々が集まり文化的に賑わう週末という皇帝時間を、どこでどう過ごすのかと言うところも少しは考えるようになってきます。

平日と週末では、町が見せる顔も違ってきますからね。

 

香港へのフライトが再来週の日曜日なので、その週末は空港のある花蓮という地域で過ごすことになるでしょう。

そうなれば、台湾で残された週末は実質あと1回のみということになります。

 

 

taiwan-ogaeshi

 

 

その最後のエンペラータイムをどこで誰とどう過ごすのか。

僕はそんなこともわからないほどではないくらいに歳を重ねたので、この旅を可能な限り圧倒的に文化的なものにするため、台湾のビールを飲み、ゲップをしながら、これからどうすればいいか、どうすることがいいのかの決断を考えるわけなのです。

 

 

元々九份へはもっと早い段階で行くつもりだったのですが、ゴーグルで検索したところ、どうやら移動手段は路線バスかタクシーしかありませんのようでした。

 

KaliInnという宿で一緒になったアメデオはお友達の車で行ったと言います。

 

( 車持ってる現地のお友達なんてどうやって見つけんのさ )

 

そうなってくると、でかい荷物を置くスペースもない、さらには相当混み合うという噂の路線バスに30kgの大荷物プラスアルファをねじ込んで移動するのは幾分に現実的ではなくってですね。

かと言ってバカで貧乏で可愛いだけが取り柄の僕にとって、九份はタクシーを使ってまで行きたいところでもありませんでした。

 

さらに言へば台北の時点でこんなに薄ら寒く天気も悪いのに、山の上の、ある程度の標高にある九份となったらそれはそれで一体どうなっちゃうんだろうと、馬鹿言うなと、

日本語で言い切ってしまえば「行きたくなかった」んですが、そんな経緯もあって、九份行きは立ち消えていたわけなんです。

 

 

 

昼下がりの公園で、大人達がちょっと遠巻きに、じゃれ合ってんのかぎりぎりケンカなのか際どい判断に懸案している中、

微笑ましく取っ組み合いをする少年たちを眺めゲップをしながら考えます。

 

こうして終始高雄の良い気候に甘やかされたまま台湾の全行程を終えるのか。

それとも日本に凱旋帰国した後で「千と千尋行ってきたんですか」なんてキャーキャー持て囃されたいがため台湾を縦断して九份に行ってきましたという上辺だけの実績を作るのか。

 

 

いざ行くとなれば、台湾で実質最後の週末を九份に当てていきたい。つまり決断の時は今なのです。

 

 

わたしは宿に戻ると、週末の天気を調べます。

 

ゴーグル天気予報はこの先1週間終始一貫して雲と雨。

一方で、台湾ローカルのお天気予報サイトは、曇と太陽。

 

異なる結果と2つの道をわたしに提示する、これまた2つのお天気予報サイト。どちらにその信の重きを置くべきか。

 

台湾の缶ビールを飲んでゲップをして決断します。

わたしはローカルのお天気予報に賭けたのです。

 

ゴーグルなんてのはね、世界中をカヴァーしたはいいけれど、手広くやりすぎちゃってこういうピンポイントでローカルなとこには弱いんですよ。

 

 

( ビャハハハハ )

 

 

高雄から九份へ。台湾島の下の端から上の端その距離200km。日本で言へば鹿児島から福岡への大移動、台湾大返しが始まったわけなのでした。

次回、台北から九份へ。タクシーでもバスでもない、新たな道を切り開いてみよう!です。




お楽しみに。
 
 

  
 
 











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