CONCHIWA
最後に旅行いったのいつだったかなぁと考えてたら、行き先は鹿児島で、そしてそれは2年前の出来事で、おっとこれはいけなーい
GWだしお弁当におにぎりとゆでたまごとリンゴとビスコを持って富士の裾野は河口湖まで行ってまいりました
ここね
とは言へ何処かへゆくのも久々なものなので、あんまりだいそれたことはできなくって、富士山を見てでかいねぇ鎌倉の大仏さんより大きいねぇと言うだけ言ってトンボ返りするというマイルドな日帰りツアーです
天気予報は雨だし朝7時とか早いしもうどうしようかなぁと決心するまでグズグズしていましたけれども、昨日までバッテンだった8時台のバスが三角(残り僅か)に変わったのと、午後から晴れるという予報の後押しで前日に滑り込みセーフみたいな張り詰めた緊張感でバスのチケットを予約します。MustangGoGo!
寝る前に準備できるとこはしとこうと鹿児島でも使ったコロコロを引っ張り出しますが、何もってけばいいんだっけと暇つぶしの本を2冊入れただけのスカスカのカバンと、
お仕事行く日よりも早い時間に目覚ましをセットしておやすみなさい
翌朝
雲はビュンビュンと流れ三重かどっかのおじいさんみたいに体を70度くらいに傾けないと寄り切られてしまいそうな強風の中、バスはゆっくりと動き出します。ふぁああああああ。
ようわからんが込み上げてくる衝動に、この瞬間いつもボクはお漏らししかけているぴちょんくんみたいな顔になります。
旅の感覚というかなんというかがもうなくなっていたので少し驚いたんですけど、今になればそんなことに驚いた自分に驚きなんですけど、GWだしやっぱ渋滞するんですよね。
45分ほど遅れて富士急ハイランドに到着。
ふじやまー みなさんもどうぞー
こちらはFUJIYAMAー みなさんもどうぞー
強風だか何だかで運転してなかったみたい。ざま、、、残念でしたね(´・_・`)
ほんとは富士急ハイランドを経由して河口湖まで行くつもりだったんですけど、河口湖まで乗ったところでその距離バスで5分だって言うし、途中で降りる分には文句もないだろうと思って同じく富士急ハイランドで降りる家族の長男的ポジションで後ろにくっついて途中下車しました。
青い看板を頼りに河口湖へ向かいます。頼れるものは自分の足とコロコロバッグ。
外国人観光客は果敢に中央分離帯を攻める
途中冗談じゃないくらいに繁盛している韓国焼肉屋さんを見かけて、バスじゃなくて歩きで来てよかったななんて思いました。
12:30河口湖到着ー
通る車が気を遣ってしまうほどに車道からはみ出して自撮りする東アジアのおばちゃんと河口湖を交互に眺めながら、帰りのバスの時間まで何しようかなと考えます
なんたって河口湖は一周12kmだっていうじゃないですか
鹿児島では30kmを8時間で歩き抜いたわたしです。12キロメートルを3時間半でなんて朝ごはん前の卵かけごはんです。ウォーキング・インダパークです。
結局わたしに富士山だけ見て帰ってこい桜島だけ見て帰って来いなんてこたできないんですよ。
風が強くて湖のくせに波がザバザバなんつってこれはもう完全に海ですね。
昼下がりの公園を横切ってたら幼女の蹴ったボールが僕の側頭部にヒットしたり。
アヒルボートー みなさんもどうぞー
FUJIYAMAはいつでも僕のことを見ていて、あまり悪いことはできませんでした。
/ズルしたらあかんよ\
途中のベリーベリーブルーベリーの里というおみやげ屋さんには冗談じゃないくらいに人がいて、なんだみんなそんなに眼精疲労が激しいのかいとか思ったのですが、
ここら辺りからの富士山の眺めを見て、みんなの目当てはこのおみやげ屋さんではなくって、ここから見える富士山の壮大さなのかなって何となく思いました。
ちょっと本気のベリーベリーブルーベリーの里
若者の、心をつかむためにミツバツツジなんだねー
さて一向に見えてこない折り返し地点とは裏腹に、タイムリミットである16時まであと90分と迫っておりますが大丈夫ですかな
湖岸に沿って歩いていたら湿地帯とゆきどまりで富士の樹海みたいなとこを迂回したりなんかして。
この先行き止まりって書いてあったけどさ。ほんとに行き止まりにすることないじゃんね。
時間ないって言ってんのにこいつは
迂回路はトゲトゲの草が緑色だし虫がいっぱい飛んでるし樹海みたいだしでもう涙そうそう
樹海には行くんじゃないよって言われてんだ親に。
残り1時間を切ったところで現在地をかくにん!4分の3でも来てりゃ充分だろ。
きゃぁあああまだやっと半分ぅううううん!
まぁ、わかってましたけどね。だって折り返した感が全然ないもの。
16時までに河口湖駅のバスのりばまで行かないといけない僕はやっと気づきます。事態の無理ゲー具合に。
例えばそれを可能にしようとするならば、そこの岸辺に浮かぶボートに乗り移り、釣りを楽しむ家族の大黒柱をぷかぷかと上下するヴイの代わりに湖に浮かべ、今度はそのボートのアクセルをフルスロットルにしてバスのりばの最寄りの岸までつけて、
ありがとなこれでお父さんとうまいもんでも食ってくれと腹巻きの下から取り出した少し湿気った1000円札を息子に渡して僕は渋谷行きのバスに乗り込むと。
どうせお前らそういうのの方が好きだろ。
だけれどもしかし残念ながら僕はスマートで賢い部類の人間なので、さっそくバス会社に電話をして最終学歴は大卒だと主張する担当のお姉さんと話をします。
よ「バスの時間に間に合わなそうなので変更したいんですけれども」
姉「電話じゃ変更できないので、インターネットから手続きしてください」
よ「今そとで、インターネットできないのですけれども」
姉「それでは出発時間前までにバスチケットセンターで手続きをしてください」
よ「そのチケットセンターとやらはどこにありますか?」
姉「バスのりばの横にあります」
よ「お前ぇほんとに大学出たのか?」
それでもここは観光地。どこかで野良Wifiが見つかることを祈りつつ、話を先に進めます。
よ「なんとかインターネットは探しますので、後ろの便で空きのある時間を教えて下さい」
姉「本日の便はもう一杯です」
よ「お前ぇほんとに高校出たのか?」
もうあとは払い戻して電車で帰るしかないかなぁ
姉「払い戻しは出発の30分前までにチケットセンターで手続きをお願いします」
よ「お前ぇほんとに中学出たのか?」
わたしに残されたのはローカルバスに乗るというカードのみ。
ただですね、歩き始めにチラッとみた時刻表はわたしの高校三年生2学期の期末テストの答案並にスカスカだったんですよね。
恐る恐る薄目で、バスの時刻表を見ます。
次のバスは15:21
乗ります、バス乗ります、ギブアップです!
歩きづめでご飯も食べられなかったので、バスを待つ7分ほどの合間にランチ。気持ちよかったのでパンツと靴下以外全部脱いでサバンナならぬレイクサイドで裸ん坊のランチ。
そんな僕の前を、まだ時間前だったけど素通りする1台のバス。
急激に不安になるわたしの前を、犬の散歩なんだろうけど犬は抱っこされちゃって散歩になっていない中学生くらいの女の子がこれまた素通りしてゆきます。
素通りしたのはなんか違うバスなんだろうとだってまだ時間前だもんと自分に言い聞かせてリンゴ齧ってたらバスがやってきたので、リンゴ片手に急いで乗車。
バスの乗客はほとんどが中国の人々。みなさん勘違いしないでくださいね、わたし以外の日本人はそうそうリンゴかじりながらバスに乗りませんから。
僕を前後からサンドイッチして会話をする中国人と、リンゴでベタベタする手とともに河口湖の旅 無事終了でございます。ジャーーーン(銅鑼の音)
びゅーーーん
河口湖駅着いたら着いたでもう15分しかなくって、大慌てでおみやげを選びます。
お餅、カラメル、ロゼワイン、あとは袋に入れられっちゃったし忘れちゃったし袋破くのもあれなんですけれども多分ベリーベリーブルーベリーぷっぷぷるるんティーパック的かなんかを買った気がします。
慌てて買ったので愛はこもっておりませんが、欲しい方はみなさんもどうぞー
早起きと河口湖周遊で帰りのバスはぐったり(-_-)zzZZ
お家に帰って鏡見ておい俺の顔ずいぶんと真っ赤じゃねぇかw 幾分に日焼けしておりました。
それとな、あんだけダブルスコアをつけられて圧敗するのはどう考えても計算が合わないとゴーグルで調べたら河口湖の1周は16kmじゃねーか!誰だ12kmとか言ったやつw
そりやまぁ、間に合いませんわなぁ
時間がなくって慌ただしかったり計画通りにすすまなかったところもありましたが、日帰りとはいえ久々の旅 エンジョイして参りました。
やっぱり旅はいいなと思った5月の初めでございました。
富士山ー みなさんもどうぞー
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